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概要:欧州連合(EU)離脱協議で英国側の交渉責任者を務めるデービッド・フロスト氏は、EUが提案してきたのは「質の低い」通商協定案でしかないと非難した。交渉が行き詰まる中で、両者の反目が深まっている。
欧州連合(EU)離脱協議で英国側の交渉責任者を務めるデービッド・フロスト氏は、EUが提案してきたのは「質の低い」通商協定案でしかないと非難した。交渉が行き詰まる中で、両者の反目が深まっている。
フロスト氏はEUが英国を公平な合意に「ふさわしくない」相手として扱っていると不満をぶちまけ、EU側の交渉責任者であるミシェル・バルニエ氏に再考するよう伝えた。
EUは英国に対し、4億5000万人余りの消費者を抱える単一市場に広範なアクセスを認める通商協定の対価として、EU規則の一部に従うことを求めている。バルニエ氏は先週、英国は「義務には従わず、加盟国の恩恵を維持しようともくろんでいる」と指摘していた。
フロスト氏は19日、英政府が自らの望む通商協定案を発表した数時間後、「EUは緊密な経済パートナーと質の高い合意を速やかにまとめようとする代わりに、合意の前提条件としてさまざまな分野で不均衡で前例のない、追加的な規定を主張している。英国はこれに当惑している」と記述した4ページの書簡を公開した。
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