简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:日銀の黒田東彦総裁は26日、ハーバード・ロースクールなどが開催したオンラインのイベントに参加し、現時点では全体のイールドカーブをさらに押し下げる必要があるとは思っていないと述べた。その上で、必要であればイールドカーブをさらに押し下げるが、今は日銀は企業の資金繰り支援や市場の安定維持に注力すべきとの見解を示した。 講演後の質疑で語った。総裁は、景気支援がどうしても必要な場合には、銀行はバッファーを活用し、資本・流動性要件を下回ることが認められるべ
[東京 26日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は26日、ハーバード・ロースクールなどが開催したオンラインのイベントに参加し、現時点では全体のイールドカーブをさらに押し下げる必要があるとは思っていないと述べた。その上で、必要であればイールドカーブをさらに押し下げるが、今は日銀は企業の資金繰り支援や市場の安定維持に注力すべきとの見解を示した。
講演後の質疑で語った。総裁は、景気支援がどうしても必要な場合には、銀行はバッファーを活用し、資本・流動性要件を下回ることが認められるべきだと指摘した。
講演では、企業などの資金繰り支援と金融市場の安定維持に引き続き万全を期していく方針を示した。新型コロナウイルスの経済・金融面への影響には大きな不確実性があるため、当面は感染症の影響を注視し「必要があれば、中央銀行としてあらゆる手段を躊躇なく講じていく」と改めて強調した。
また、感染第2波への懸念がくすぶる中で、「感染症によるショックの2次的影響が経済を大きく下押しするリスクにも注意が必要だ」と述べた。その上で、企業の資金繰りが確保されるか、企業・家計の成長期待が低下して支出が慎重しないか注視する姿勢を示した。
黒田総裁は1990年代の日本の金融危機後に企業行動が長期にわたって慎重化したことに触れ「大きなショックの後には、ある種の履歴効果が働きうることには、注意が必要だ」と指摘した。
日銀がコロナ対応で打ち出した一連の施策について「すでに相応の効果を発揮している」とも述べた。
黒田総裁は英語で発言した。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。