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概要:ドイツの企業向けソフトウエア会社SAPは厳しい業績見通しの発表が嫌気され、26日に株式時価総額が数分間で350億ユーロ(約4兆3300億円)余り減少した。ハイテク株投資家に業務用ソフトウエア業界の経営状況について警鐘を鳴らす形となった。
ドイツの企業向けソフトウエア会社SAPは厳しい業績見通しの発表が嫌気され、26日に株式時価総額が数分間で350億ユーロ(約4兆3300億円)余り減少した。ハイテク株投資家に業務用ソフトウエア業界の経営状況について警鐘を鳴らす形となった。
欧州の大手ハイテク企業の一角であるSAPは25日遅くの発表資料で、2020年通期の売上高見通しを下方修正するとともに、新型コロナウイルス感染の再拡大で21年前半を通じ需要が損なわれると予想した。これを受け株価は急落し、ブルームバーグが集計した1989年以降のデータでは、1日としては過去最大の下げを記録した。
SAP株の急落でハイテク株は総じて値下がりし、欧州のストックス・テクノロジー指数は7.6%安と、1日の下落率としては3月以来最大となった。ニューヨーク株式市場では、クラウド・アプリケーション大手のセールスフォース・ドット・コムが一時5.3%下落。SAPの主要ライバル会社であるオラクルは5.6%安まで売り込まれた。
SAPは通期売上高見通しを下方修正
Markets: European Close. (Source: Bloomberg)
シティグループ・グローバル・マーケッツのアナリスト、アミット・ハルチャンダニ氏は「SAPは欧州テクノロジー株と世界のソフトウエア株の指標銘柄だ」と指摘。「フォーチュン500に名を連ねる大企業について洞察を得ているSAPが逆風に見舞われていると言う時は、顧客の一部が厳しい状況にあり支出できる資金がないという状況が現実味を帯びてくる」と分析した。
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