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概要:英国経済は来年に急回復する可能性があると、ゴールドマン・サックス・グループは予想。新型コロナウイルスのワクチン開発によって、大方の見通しを大幅に上回る経済成長への道が開かれるという。
英国経済は来年に急回復する可能性があると、ゴールドマン・サックス・グループは予想。新型コロナウイルスのワクチン開発によって、大方の見通しを大幅に上回る経済成長への道が開かれるという。
ゴールドマンのエコノミスト、スベン・ヤリ・ステーン氏は4日発表のリポートで、英国が感染拡大で大打撃を受けた消費者産業に依存している点や、大量に確保したワクチン在庫と迅速な接種計画を考慮すると、英国はワクチンの恩恵を享受しやすい位置にあると指摘した。
ゴールドマンは来年の英国内総生産(GDP)を7%増と見込んでいる。これはエコノミスト予想のコンセンサスを約2ポイント上回る。ポンドや英国株も上昇する見通しだという。ブルームバーグ・エコノミクスも英国がワクチン成功の勝ち組に入るとみており、2021年の成長率を6%と予測する。
ステーン氏は「2021年には大幅な回復余地があると予想している」とした上で、景気見通しへのリスク要因は英国と欧州連合(EU)の通商合意が成立した場合の履行と、ウイルスまん延が残す傷跡だと指摘した。
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