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概要:欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。
欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。
◎米国市況:株が約6週ぶり大幅高、ワクチンに期待-原油も高い
18日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は約6週ぶりの大幅高となった。新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験で有望な初期結果が示されたとの発表を受け、各国の経済は急速に回復し得るとの期待が広がった。原油と米国債利回りも上昇。
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S&P500種は3.2%高。米バイオテクノロジー会社のモデルナは、開発中の新型コロナワクチン候補の臨床試験で、ウイルスの撃退を助ける免疫反応システムが体内に作られる可能性が示されたと発表。これを受け、経済活動正常化に向かう動きから恩恵を受ける銘柄が値上がりした。クルーズ船運航のカーニバルは15%を超える上げ。デルタ航空やイベント会社のライブ・ネーション・エンターテインメントも大幅高となった。このほかエネルギー株や不動産株も買われた。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、経済を支援するためのFRBの選択肢は尽きていないと強調した。
ジョン・ハンコック・インベストメント・マネジメントの共同チーフ投資ストラテジスト、マット・ミスキン氏は「手段は尽きていないとのパウエル議長の発言と、ワクチン臨床試験での前向きな結果が相まって、相場はすぐに反応した」と分析。「今のような環境ではセンチメントが急に変わり得ることを示している」と述べた。
S&P500種は前週末比3.2%高の2953.91。ダウ工業株30種平均は911.95ドル(3.9%)上昇し24597.37ドル。ナスダック総合指数は2.4%上げた。米国債市場では、10年債利回りが8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.73%。
為替市場ではドルと逃避先通貨が下落。新型コロナワクチンを巡る報道でリスク選好が戻った。ユーロは約6週ぶり大幅高。ドイツとフランスが、5000億ユーロ(約58兆5000億円)規模の復興基金設立を支持することで合意した。主要10通貨では資源国通貨が高い。原油の大幅上昇が手掛かりとなった。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.7%低下。ユーロは対ドルで0.9%高の1ユーロ=1.0913ドル。ドルは対円で0.3%上げて1ドル=107円34銭。
ニューヨーク原油先物相場は上昇。中国の石油需要がロックダウン前の水準をほぼ回復したと、関係者が明らかにした。ワクチン候補に関する前向きなニュースも、経済活動を安全に再開させられるとの期待感をもたらした。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は2.39ドル(8.1%)高の1バレル=31.82ドルと、3月中旬以来の高値で終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は2.31ドル高の34.81ドル。
ニューヨーク金先物相場は反落。新型コロナワクチンの開発進展が好感されて株式相場が上昇する中、逃避先としての金需要が減退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は1.2%安の1オンス=1734.40ドル。
パウエルFRB議長が前日、米経済の回復過程は2021年の終わりまで長引く可能性があると述べたことを受け、金先物相場は一時1775.80ドルと、4月中旬以来の高値をつけていた。
原題:Stocks Jump the Most in Almost 6 Weeks; Oil Gains: Markets Wrap(抜粋)
Dollar, Havens Fall; Euro Rises as Leaders Unite: Inside G-10
Oil Posts Two-Month High Amid Demand Recovery, Vaccine Hopes
Gold Falls From Four-Week High With Virus Drug Showing Promise
◎欧州市況:株は8週ぶり大幅高、ワクチンに期待-ドイツ債下落
18日の欧州株は上昇、8週ぶりの大幅高となった。米バイオテクノロジー会社モデルナが新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験で有力な初期兆候を示したと発表したことが好感された。
ストックス欧州600指数は4.1%上昇。3月24日以来の大幅高となった。鉱業や自動車などシクリカル銘柄が上げをけん引した。旅行・娯楽株も高い。
モデルナの発表後、リスク資産は世界的に上昇した。経済活動の再開を左右する新型コロナワクチンや治療薬の開発関連のニュースが特に注目されている。
欧州債市場ではイタリア債とドイツ債のイールドスプレッドが4月以来の最小に縮小。新型コロナワクチンを巡る期待が早急の景気回復見通しを強め、株価が上昇したことが背景だ。ドイツ債は安全逃避への買いが巻き戻され下落した。
イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して226bp。3月30日以来で最も小幅となった。
ドイツ債のイールドカーブはベアスティープ化。10年債利回りは5月6日以来の大幅な上昇となった。
英国債のイールドカーブはフラット化。10年債利回りは2bp上昇した。
ドイツ10年債利回りは4bp上昇してマイナス0.50%、フランス10年債利回りは2bp上昇してマイナス0.01%、イタリア10年債利回りは8bp下げて1.79%。
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