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概要:24日の欧州株は続落。リセッション(景気後退)懸念が高まる中、投資家は銀行株を離れ、物色対象をディフェンシブ銘柄へと変えた。
24日の欧州株は続落。リセッション(景気後退)懸念が高まる中、投資家は銀行株を離れ、物色対象をディフェンシブ銘柄へと変えた。
ストックス欧州600指数は1.4%安。一時の2.1%安から下げ幅を縮小した。銀行株が下げを主導。ドイツ銀行は一時15%安まで下落したが、8.5%安で取引を終えた。コメルツ銀行、ソシエテ・ジェネラルもそれぞれ下げが5%を超えた。
ドイツ銀の株価急落、一時15%安-欧州銀行業界への不安再燃 (3)
リセッション見込むトレーディングが本格化、欧州銀行が最初の犠牲に
欧州債市場ではドイツ債が幅広い年限で急伸した後に失速。銀行株の下げ縮小や市場予想を上回った米国の製造業購買担当者指数(PMI)統計に反応した。
ドイツ2年債利回りは13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.39%。週間ベースでは0.5bpの上昇となった。週間の変動幅は2週連続で過去最大を更新した。10年債利回りは週間で2bp上昇した。
金融市場が織り込む欧州中央銀行(ECB)のピーク金利は9月までに3.34%に低下した。
英国債も上げ幅を縮小。10年債利回りは週間でほぼ変わらずとなった。イングランド銀行(英中央銀行)のピーク金利は8月までに4.51%と見込まれ、前日の4.56%から低下した。
3月24日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 2.39% | -0.13 |
独国債10年物 | 2.13% | -0.07 |
英国債10年物 | 3.28% | -0.08 |
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